ヒルドイド問題について考える

ヒルドイド問題ってなに?

2017年に起きた問題で、
赤ちゃんの皮膚の乾燥やアトピーの子の皮膚の乾燥に対して、
病院で処方されていたヒルドイドという保湿剤。
ヘパリン類似成分が入っています。

子どもの医療費が無料という自治体はたくさんありますが、
子どもに処方されたヒルドイドを、保湿剤ということで
母親が使ってみたところ、保湿力がすごくいい
とSNSで発信したことがきっかけで、
ヒルドイドの存在が全国で知られるようになりました。

その結果、子どもの医療費は無料だからと、
子どもが病院にかかった時にヒルドイドを多めに処方してもらったり、
母親を含め健康な人がヒルドイド目的で病院にかかったりする人が
急増しました。

その結果、ヒルドイドにかかる医療費が90億円に達し、
国や社会保険の医療費の圧迫が起こりました。
これが、「ヒルドイド問題」です。

ヒルドイド問題はなぜ問題なのか

現在でも、SNSでは「最高のアンチエイジング効果」とか、
「毛穴が目立たなくなった」「ニキビが良くなった」など
たくさんの書き込みがあります。

しかし、病院で処方されるヒルドイドは、紛れもない医薬品です。
医薬品であるということは、効果の反面、副作用もあるということです。

病院で健康保険をつかってヒルドイドを処方していいのは、
「血栓性静脈炎(痔核を含む)、
血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、
凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性掌角皮症、
皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血種・腱鞘炎・
筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)」
のみです。
そんな薬を美容目的で健康保険という公共の制度の下で入手していいのか。
それが大きな問題なのです。

それでもヒルドイドが使いたいという人はまだいる

ヒルドイドに含まれる有効成分「ヘパリン類似物質」。
このヘパリン類似物質とは、もともと体内にあるヘパリンと似た成分で
「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」を目的として、
50年以上皮膚の乾燥の治療薬として使われてきました。

ヒルドイド問題が起きた際、ヘパリン類似物質を含む市販医薬品は
すでに存在しており、ヒルドイドを処方箋医薬品から除外しよう
という動きがありました。
しかし、乾燥肌や上記の疾患で困っている患者がいる以上、
処方医薬品から除外されては困ってしまいます。
そのため、処方箋医薬品から除外されずにすみました。

最近では、ヒルドイドは市販薬に同等の成分が同じ量入っているものが
たくさん発売されています。
ひどい乾燥肌も病院を受診しなくても市販薬で治せるということでも
あります。
また、ヘパリン類似類似物質を含む医薬部外品の化粧品も発売
されました。
美容目的でヒルドイドをしようしていた人たちにとって、
これは朗報だと思ってもらいたいものです。

化粧品ということは、ヘパリン類似物質の含有量は減りますが、
美容成分が含まれ、使用感も良くなるということです。

ヒルドイドと同様の市販薬のおすすめ

ヘパリン類似物質を含む医薬部外品のおすすめ

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