初代カメラはNIKON FM10
私が初めてカメラを手にした中学時代。
シャッター音に魅了されたのがNIKONのFM10という機種。
自宅のファミリーカメラはボディにプラスチックが使われている普及品だが、
修理不可とカメラ屋さんにいわれ放置されていた。
ちょうどそのころは使い捨てカメラ(正確には「レンズ付きフィルム」といったらしい)が
爆発的に普及していた時代でした。
そのため、必要な時は使い捨てカメラで十分でした。
しかし、写真を撮る楽しみを知ってしまった私には、お金の無駄遣いだと気づいたのです。
そこで、お年玉でカメラを買うことにしました。
今ではカメラというというとデジタルカメラで、電気屋さんで買う物となってしまいましたが、
当時はカメラの販売を主とするカメラ屋さんが結構あったものです。
NIKON FM10の魅力
画像出典:
https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/fm10/
この機種は“シンプルで確実な基本機能を備えたマニュアルフォーカス一眼レフ。
絞り、シャッタースピード、ピント。
そのひとつひとつを自分で決定し、シャッターを切る……。
ニコンFM10は、撮影者ならではの表現を可能にする、シンプルなマニュアルフォーカス一眼レフカメラです。
メカニカルシャッター、多重露出機構、絞り込み機構を搭載。”
とされ、フィルムの装填、フィルムの巻き上げ、フィルムの取り出しまで手動というフルメカニカルの一眼レフです。
1995年から2019年まで生産されていたロングセラーの基本機種といったところでしょうか。
私はシャッター音に魅了されたわけですが、フィルムの巻き上げの時のレバーの音もなかなかな魅力でした。
フィルムをセットして、シャッタースピードを設定し、ファインダーを覗きながら絞りを調整して・・・
このカメラのおかげで写真の基本を1から学びました。
おかげで今のデジタルカメラや携帯カメラについている絞りなどの機能 や編集ソフトの用語も大まか理解できています。
シャッターをきる音、フィルムを巻き上げる音、そんな音にちょっと興奮しながらたくさん写真をとりましたが、写真ばかり撮っていると自分が写らないということを中学校の修学旅行が終わって知りました。そんな寂しい思いもよい思い出です。
参考
https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/fm10/
https://www.webmagazine-ago.jp/nikon-fm10/
https://stockmoneyphoto.wordpress.com/tag/大衆向けフィルムカメラの終焉%e3%80%80fm10生産終了/