デジタルカメラの普及
プロの世界では違うと思うのですが、コンパクトなデジタルカメラが普及しはじめたのは2000年を数年こえたころだったと思います。
当時は携帯電話にカメラがついたころでもあります。
「写メール」なんて言葉が生まれたのもこの頃で、今でも「写真を撮って送るね」というのを、「写めるね」なんて言ったりしますよね。(世代丸出し!?)
コンパクトデジカメも携帯電話のカメラも、めまぐるしいスピードで発展していきました。当時のコンパクトカメラは、携帯よりはマシな写真が撮れるという程度のものでした。
シャッターを押せば、誰でも写真が撮れるコンパクトデジカメ。オールマニュアルのフィルム一眼を使っていた私には、非常に気になる市場でした。だってオールマニュアルの一眼レフでは自分が写らないので・・・
電気屋さんに行く機会があれば、つねにデジカメのコーナーをチェックしていました。デジタルカメラの性能が急成長していたこの頃は、各メーカーが小型化と高画質を競っていました。
一眼レフカメラのサブに持っていてもいいなあと電気屋さんでカメラを眺めていたものです。
デジカメ市場が急成長し、A4サイズで印刷してもきれいな写真が撮れるカメラが普及し始めたのは2005年頃でした。
そして、私にもコンパクトデジカメを買うか買わないかの選択をすべき時がやってきました。
社会人1年目、同期の結婚式に招待されたのです。
LUMIX DMC LX1
コンパクトデジカメを買うことにした私。
コンパクト化がますます進むコンパクトデジカメ市場。
いろんなメーカーから続々発売されているたくさんのデジカメが並んだ展示コーナー。
なんとなくですが、LEICAのレンズがついたLUMIXに魅力を感じていました。LUMIXにも色々あって、そこで出会ってしまったのです。
そこには、小型が進むデジカメ市場の流れに乗らず、グリップがあり、しっかり握れて安定感のある大きさのLUMIXのLX1。
残念ながらポケットには入りません。パーティーバッグにも入りません。
値段もちょっと上乗せだけど、一目惚れしてしまったものはどうにもなりません。
ちょっと上乗せの分、ふところ具合と葛藤しましたが、一目惚れには勝つことができず、LX1を購入する事にしました。
出典https://panasonic.jp/dc/p-db/DMC-LX1.html
当時、人気があったコンパクトデジカメは薄くて小さいが基本でした。
「ワイシャツの胸ポケットに入る」とか「手のひらサイズ」とか、そんなテレビCMをよく見かけました。
だがしかし、決してコンパクトは言えないが、
グリップがあって、
光学ズームとなかなかの倍率のデジタルズームがあって、
マクロ撮影も可能で、マニュアル設定もできるし、
すでにシーン別で使い分けることができる設定を選ぶことができて、
アナログのリモートレリーズがつかえて・・・
ポケットには入らないけど。
おかげで、夜の星空を撮ることもできました。
流星群、月食、暗闇に潜んで寝る犬、小さな花のアップ、
細やかな設定が可能で、いつでも手のとごくところにおいて、
身近な小さな発見を写真におさめては、ブログにアップしたものです。