「訃報にコメントを出さない」という配慮

最近、芸能人の訃報が続いています。
いち視聴者にすぎない人でも、
その訃報に悲しみを覚える人もいるでしょう。
特に誰かのファンだとうたっていない私でも、
幼子を残してなくなった女優の竹内結子さんの
訃報には、驚きを隠せません。
竹内さんの演技が好きでした。
本当は無意識に竹内結子さんのファンだったの
かもしれません。

元SMAPの中居正広さんが、
10月4日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜日10:00am)で

「関係者の人が亡くなったとき、コメントは出さないんですよ。
情報が不確かであったり、ご家族もいらっしゃって、僕の最低限の配慮。
ひっそりと静かに偲ぶことでいいんじゃないかなぁって」

出典:SANSPO.COM

と語りました。

今は、芸能人が亡くなると、
ファンがSNSで驚きや悲しみを
一斉に発信する時代です。

驚きや悲しみは誰でも感じるものです。
その驚きや悲しみを、口に出したり、
SNSで発信したりすることで、
自分の心が楽になります。

しかし、どんな事情があったのか、
家族はその人の死をどう感じているのか、
それが明らかになっていない以上、
コメントをするのは確かに考えるところが
ありますね。

よく冠婚葬祭のマナーの本やサイトで、
「お葬式では亡くなった方のご遺族の前で、
大げさに泣くのは失礼になります。」
と書いてあるものをよく見ます。

「関係者が亡くなったとき、コメントを出さない」ことが「僕の最低限の配慮」と語ったのは、
とても素晴らしい配慮だと感じます。

HPやSNSで訃報について発信するのが
悪いとは言いません。
そこに心からの善意が詰まっていたとしても、
芸能人がコメントすると各種報道で取り上げられ、
パフォーマンスのように感じることもあります。

芸能関係者、ファンの人など
本当に心から悲しみ、コメントする人も
いるでしょう。

しかし、ご遺族や親しい知人の心中を察すると
どんな言葉をかけていいのか分からないものです。
だからこそ、訃報についてコメントしないという姿勢は見習うべきことなのかもしれません。

本当にご遺族に追悼の意を伝えたいのであれば、
定型文ではない電報や手紙を送ればいいのでは
ないかとも思います。
ご遺族と本当に近しい仲なら、ご遺族と一緒に涙を流せばいいと思います。

形だけの定型文の電報が届くなか、
心のこもった言葉での電報や手紙が届いたら、
時間がたって、ご遺族がそれを読んで
故人を偲ぶことがあるでしょう。

遺族にとって故人を失った喪失感は計り知れず、
その喪失感と哀しみを言葉にするのは
とても難しいものです。
届いた電報や手紙などが心のこもったもので
あったなら、
そこにある言葉をかりて、涙を流して、
心の中の感情をだして、哀しみを乗り越える力に
なるかもしれません。

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